昨今におけるハンドメイドリキッドとクオリティの高さは恐らく一般的に発売されるリキッドの水準を満たすものになっているのではないでしょうか。
そもそも、市販されているリキッドとハンドメイドリキッドを比較することって正しいのか?と言われると、ウーム、そいつはどうかねェ・・・。なんてキメ顔で言ってしまうのですが、やっぱり誤解を恐れずいえばそうなるのかなと。
市販より凄い!と言ってしまうと、リキッドメーカーに対しての宣戦布告みたいな側面を受け取られてしまう可能性もあり、それは本意ではありません。
だから、一番は「このリキッドがどう良いか」を伝えることであろうと思います。
比較することでなく、純粋にリキッド単体を評価し、お伝えすること。
それが求められている情報なのかなあと考えます。
美味しいかどうかというのは勿論一個人の意見や感想です。
そこには自由意思があって、どう言おうが自由です。
ただ、作ってくれている人を考えた時、その自由をどこまで行使するのかを考える必要があるはずです。
こんなの誰が買うんだよ!って言うのは容易いですが、だからこそ留まれることの価値をかみしめても良いんじゃないかなあと常々考えます。
故に、美味しいものを美味しい!とストレートに表現できることは幸せなんですよね。
配慮せずまっすぐ「美味しい」と伝えられること、これを指して「美味しいリキッドは書きやすい」なんて言ったりします。あくまでも自分は、ですが。
何が言いたいかというと、今回のリキッドも書きやすくて仕方ないってことですよ!
BaksLiquidLab.のリキッドを今回はご紹介致します。
【リキッド】BaksLiquidLab. Back Bar Brew
以前、僕がご紹介したBaksLiquidLabリキッドについてはこちらから見てみてくださいね。
BaksLiquidLab.通称バクリキ。
天才ブレンダーoshinbaks氏によって作られるリキッドの味は唯一無二のものであり、そしてVAPERの舌をいつでも唸らせるという。伝説の御仁である。
以前、僕は彼を「ストライカーだ」と形容したことがあるのですが、未だにそのイメージはぬぐえないんですよね。最高のゴールを常に決めてくるという凄さがあって、それが何故可能なのかいつも分からない。
良いストライカーはどんなボールもゴールに直結できるという「結果」を生み出すことに執着する必要があって、それにはとんでもない労力が必要なんですよね。
そのうえでゴールのことばかり考えてしまうと、結果的にゴールから離れていってしまったりもする。
「これだけ努力しているのに!」とか、「これほど好きなのに!」と言っても離れていくときは離れていく。
だから距離を置いたときに、「あれ?なんで上手くいくんだ?」ということもあったりして、本当に神様は気まぐれだなあと思ったりもしますが、これ割と真理だと思うんですよね。
要するに「バランス感覚」なんだと思っていて、そのバランス感覚が絶妙なんですよね。
ちょっと突飛な例えをします。
「美味しいリキッドとは」という命題があって、千差万別の好みがある中で10人中8人が美味しいリキッドを作ろうとする。
実際に作られたリキッドはその通り10人中8人が美味しいというんだけど、その美味しいというのは「まぁ美味しいね。」くらいのドライさ。
対して10人中5人が美味しいというリキッドを目指そう、として作られたリキッドが実際出来上がったとき、美味しいと感じる5人は「なんだコレ!めっちゃうまいぞ!」という感じ。
僕は後者のリキッドの方が好みです。前者の誰にも愛されることは本当に難しいことだし、それを作り上げる手腕って並大抵のものではないと思います。
それでも、「ハマる」という深度については及ばないと思うんです。
個性がにじみ出て、その向こうに作った人を思い浮かべてしまうリキッドってそうそうないんだと思うんです。それなのに思い浮かべてしまう。この味が良いんだ、って思ってしまう。
僕が敬愛する「oshinbaks」という方はそういうリキッドを作ってくるとんでもない人。
以前、noteを始めてくれたのが本当にうれしくて、投げ銭をたまぁにするんだけど、こんな低額で申し訳ねえといつも思うんですよね。
だから僕はこう思います。
東にリキッド難民いれば「このリキッドを吸ってみて」と言い、
西に動画を探す奴いれば「Xvideoが良いぞ」と言い、
南にMODを買おうとする奴いれば「買ってしまえ」と言い、
北にクローン論争あれば「つまらないからやめろ」と言い、
そういうVAPERに私はなりたい。 関係ねえ話になってる!
氏のtumblrより味の詳細を見ていきましょう!
味の詳細
2種のミント、4種の煙草&葉巻香料、その他合わせて今までで一番多い9種の香料を使ってます。
加えて、Back Bar Brewは初めてVGPG構成比を50:50にしています。VG70の時に感じるじわっとした甘味を今回は抑えたかったので。
そんな初めてだらけのBack Bar Brewは、スペアミントを主役に少しクセのある煙草フレーバーが香る夏にピッタリのリキッドです。
ELKで感じるあの草の香料を少し使って、ミントの爽やかさが軽すぎる事にならないよう、チェーンする毎に感じるしっかりとしたボディを与えています。
Lychee Bak with Mintではユーカリミント(湿布香)を使いましたが、今回は甘味を感じるスペアミントを使ってます。同じミントでも全然違うので一度お試しを。
ミント、それもスペアミントということで、スッキリと吸えそうですね。
タバコフレーバーも複雑さがあり、計9種の香料が合わさることでどう表現されているのでしょうか。
香り
おお・・・タバコだ。奥にミントを感じますね。
僕は喫煙者ではないので、タバコや葉巻について詳しくないのですが、これは葉巻系の香りです。
おそらくELK(BaksLiquidLabの別リキッド)で使っているタバコ香料をこちらでも使ってたりするんじゃないかなあー香りだけで言うと近いものがあります。
非常に香り高いですよ。美味しそうだなあとは思うんだけど、それ以上にBack Bar Brewを吸っているひと時を想像してしまって、これは良い時間を過ごせそうだなあって夢想する感じです。
ぼんやりとした時間だったり、本を読んだりしているお供に合うイメージ。
吸ってみる
MTL想定、DL想定で吸ってみましょう。
- Galaxy RDA0.9Ω カンタル線 7wrap 18W
- エアフロー全閉
スコーーーープハーーーーー。
嗅いだ時と大きく印象が変わることなく、これは美味しい・・・。とシンと吸ってしまいますね。
タバコの奥深さと、それを支える爽やかなスペアミント。
メンソールが無いからこそゆったりと吸えるし、まったく癖がない。ただ、清涼感というか少しピリっとする感じはありますね。
タバコがどっしりと構えているところに、それをいやいや、と重くさせすぎないミント。相性抜群でしかない。もうこのコンビの牙城を崩せない。翼と岬君のゴールデンコンビという感じですね。
チェーン余裕で軽快に吸えてしまう軽さがあるものの、バカスカ吸ってうめぇ!というリキッドでもないと思います。しっとりと吸いたい。なのに美味しいから吸ってしまう。以下、ループ。
甘味は無いです。それが良い。甘味があるから美味しいというリキッドもあるのですが、Back Bar Brewにおいてはすっきりと吸えるところが良いと思うので、僕は甘くなくていいと思います。
今度は以下の環境で吸ってみましょう。
- HADALY RDA0.7Ω クラプトン 4wrap 30W
- エアフロー全開
スコーーーープハーーーーー。
グッとタバコ感が増します。もっと深くなった気がする。
清涼感やミントが前に来るのかと思っていたんですが、そうではなかった。意外。
チューブ使いながら吸うの絶対美味しいだろうなぁ・・・。
ニコニコするものを添加したら更に良いはず。
ノンニコベイパーである私はそれだけが悲しい。でもVAPEは美味しい。
抵抗値やW数における印象差はさほどないリキッドのように思います。
総括
こんな人にオススメ
- 美味しいタバコリキッドを探している
- ミントと聞くと目がない
- メンソールが苦手だけど、軽めの清涼感が欲しい
上記に当てはまる方におすすめのリキッドだと思います。
タバコのリキッドって苦手な人が吸うと「おえっ、なんじゃこりゃ?」となるかもしれませんね。でも、僕はこのタバコ感が好きです。と言っても別にTHE・タバコ!というわけではないですしね。
癖が強いタバコリキッドは他に沢山あるので、そちらよりも軽く吸いたいならオススメかなあと思います。
美味しいミントタバコリキッドを探しているなら尚更オススメ。
是非お試しあれ。
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